からだの声を聞く練習が、 気づきを高め、自らを磨く。

「からだ」の声が良く聞こえる。

 『からだの声を聞きましょう。』、『からだを感じて』、『何を感じていますか?』と言われて、どうしたら良いか分らない、と途方に暮れた事はありませんか? 実は僕も昔は『感じて』とか『どんな感じですか?』と言われても、具体的に何をどう感じたら良いのか分らずに、途方に暮れていました。そんな僕でも、Somatic Education を学び、取り組む間に、少しずつ感じる事が難しいとは思わなくなって行きました。
 Somatic Education で取り組んで、具体的に からだに注意を向けて、実際に 触れられたり動かしたりして行くと、知らず知らずのうちに、感受性が高まり、『からだの声を聞く』ことのいろはが身に付いて来ます。自分自身のからだに向き合うこと、触れて、感じて、感じていることに気づいて。そうすると、不思議とこころの気づきも高まります。
 頭の中からちょっと飛び出して、「今 ここ」にある「からだ」の声を聞きましょう。「からだ」の声が良く聞こえるように、「からだ」をととのえましょう。からだ から始める ことで、着実に歩みを進めるのです。行き詰まった時、自分を探してる時にもとても役に立つ、はじめの一歩です。自由で、豊かな人生を満喫する、素晴らしい第一歩となります。エンジョイ!

自分自身をみがき、高める。 

 心理や精神世界を学んでいる皆さんにとっても、「からだ」で感じていることに気づくのがとても大切と言われます。心や精神世界は自由で、変幻自在、それが却って、実在する自分自身から遊離してしまう事になりかねません。今ここに実在するからだ、手に触って、目に見えて、感じられるからだが「いまここ」にしっかりと根付く為に、そして潜在意識に気づく大きな足がかりとして役立つのです。
 Somatic Education では、実体としてのからだ、触って感じられるからだを、具体的に感じて、そして知ることを訓練されます。それが学びの大きな基盤となり揺るぎのない自分自身を作る事に繋がるのです。

  • 自分では全然平気なつもりでも、からだに注意を向けると、呼吸が浅くなってたり、腕に背中に力が入ってたり。平気で無い自分に気づく事もある。
  • 目の前の人としっかり向き合って話し合っているつもりが、ふと からだに注意を向けると、上半身は相手と正対しているのに、下半身は別の方を向いている。これはおかしいと感じてみると、相手とちゃんと向き合わなければならないと思う自分と、速く終わらせて別の事をしたい自分が居る事に気づくことも。

 もう一つとっても大きな事。Somatic Education では、上手に試行錯誤を繰り返すことを促し、自分自身で自分にあったやり方を少しずつ見つけていくことを手伝います。そうして学んで取り組んで行く過程で、自然と学び方を学べます。それは、自分自身で感じて考えて選んで行く事の、小さな成功体験の積み重ねでもあり、揺るぎない自信の源にもなるのです。

海外で研鑽に励んでおられた弦楽器の奏者のRさんの「感想文」から抜粋

<< 体以外の変化 >>
 それからワーク効果なのかな?体以外の変化では、意思がしっかりしたように感じます。自分の事って一番わからなーい、と口癖のようになっていた私ですが、具体的にどうというより何か自分の人生の中に大きな柱が一本立ったようなそんなスッキリした気分になっています。