Somatic Education 問い合せ 更新日 2004-4-27
頂いた文章
西岡のコメント

下腹へこましプロジェクト

第1回第2回第3回

第4・5・6回第7回

第8回第9回第10回

母 絶賛

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Tさん(40代女性)の「SIの体験談」(本編)

体験記・・SIが、どのようなものであるか?寛先生とのメールのやりとりを中心に、わたしの体験を紹介します。個人個人それぞれ違うと思いますが、よろしければ、参考にしてください。

下腹へこましプロジェクト

★動機・・最近ぽっこりと出てきたお腹なんとかした〜〜い。交通事故の後遺症(軽いむちうち)もあるし、小さい頃から、姿勢も悪いと言われていて、それもなんとかしたい。

★準備段階・・HPで、フェルデンクライスのクラスがあることと、寛先生という人がいることを知り、面白そうだから、西宮北口のクラスに、参加しました。その時に、「SIはいいよ」と、寛先生の勧めもありました。しかし、迷っていました。 だって、寛先生は、見た目仙人みたいだったからです。・・でも、フェルデンクライスのクラスに参加なさっている女性のかたが、とっても感じがよいのです。聞けば、SIを受けたということ。一回だけでもOKということで、ためしに一回だけ受けてみようか・・と、軽〜〜い気持ちで、SI(というものがどういうものか、実はよくわかってなかったのです。)を、受ける事にしました。「お願いします。」と言ってから、はじめて、下着で受けるワークだと知りました。下着だと知った瞬間「え〜〜〜〜ぇ!!」と、目の前が真っ暗になりました。フェルデンクライスの世話役さんに「大丈夫、寛先生は、大阪のヒゲのおばちゃんだから・・」、「わたしは、気づきも一杯あったわ」メールで励まされ、いよいよ覚悟を決め、腹を括り、SIを受けることにしました。

 

【*ヒゲのおばちゃんというのは、よく考えたら、妙な表現ですが、わたしは、そうか寛先生は「大阪のおばちゃん(メイン)+ひげ(おまけ)」なんだ・・と妙に納得したのです。】

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第1回 3月3日・・全身呼吸の回
 テーマ「無駄な動きの多すぎるわたし」

痛い、ちょっと痛い感じ。寛先生は 「若い子は、無印良品を着てるよ」と親切なアドバイス。着替えるとき、恥じらうわたしに、「ごめん、慣れてるから・・」と言って、されげなく席をはずしてくれる。繊細な心使いを感じました。ワークが終わった後、わたしは、凄いことに気がついたのです。わたしの動きは「無駄が、多い」のです。

本来動かすのには、無関係な部分にまで力を入れて動かしているのです。これじゃ、人よりワンテンポ遅れるのも無理はないわ。と妙に納得しました。

でも、なにより魅力な話は、おそるおそる「ぽっこりお腹は、引っ込みますか?」と聞くと「引っ込むでしょう。」とあっさり、そのうえ、顔も小顔になると言う話にもなり、これは、やるしかないでしょう・・と、俄然やる気になったのです。

ただし、仕事の都合上、わたしは3月一杯で終わらせたいとお願いし、それもなんとかしましょう、と言って頂きました。

〈 その次の日の、わたしから、寛先生へのメール 〉

今日 一日、「肩に力を入れてキュ〜〜っとしてるなぁ〜」と何度も気がつきました。腰をぐいとそらせていることに気がついたのは肩の半分くらいでしょうか?

とにかく、合理的に動いていなかったんだなぁ〜

身体だけでなく、行動でも、一言余計に言ったり、なにもかも無駄な動きがあったなと思い当たりと、そりゃ、疲れるわ・・と思った次第です。

シンプルに動きたいしお腹は引っ込めたい(こちらの方が 初期動機・・??)ということで、続けてレッスンをお受けしたいのです。

密かに「下腹へこましプロジェクト・・」とネーミングし、予算を確保する決心をしました。(ついでに いびきもなおるとうれしい・・)

よろしくお願いします。

〈 寛先生の返事 〉

いろいろ気づかれるのはすばらしいですね。がんばりましょうか!

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第2回 3月8日 土台を作る(足) テーマ「下腹へこましプロジェクト開始」

相談したところ、車は、ワークのあと感覚が変わっていることがあるので、あんまりお勧めしませんということでしたので、電車に乗って地図をたよりに寛先生の自宅にたどり着きました。(前回は西宮北口での出張ワークだったのです。)下着は やはり恥ずかしく、なつかしのブルマのような重ねはきパンツを、100円(ラメ入り、だから安売りされていました。)で、見つけ購入。(寛先生は、下着姿などまったくなんとも思っていないようですが)以来 この100円パンツは、わたしのワークの相棒となりました。

〈 その日のわたしから、寛先生へのメール 〉

今日の復習

1)気をつけるポイント ・いつも・・「肩」「首のうしろ」 ・座ったとき・・「おしっぽ」「お腹をのばす」・「膝」と「つまさき」 ・立ったとき・・「膝のうしろ」に気をつける。

2)畳の上は、目に添って後ろ向き歩きする練習を時々すること。


この2点を 思い出したり 忘れたりしながら、次回14日まで、身体の変化を楽しめたらいいなぁ〜とおもっています。


そうそう「早く動くのが好き」って寛先生がおっしゃったのが心に残ってます。う〜〜ん そういわれてみれば・・・むしろ「ムキに動くのが好きかも・・・」今回の 3月中に終わらせようというのも見方をかえればそうですよね・でも、身体にいいことだし今がチャンスだし、ま、いいか・・・です。

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第3回 3月14日 身体の鎖を解き放つ(体側) テーマ「大混乱」

この回は、わたしとって とても印象深いワークでした。

時間に間に合うようにでたのに、人身事故か何かで、電車が遅れていました。さらに、前回はすんなりいけたのに、道に迷ってしまいました。

きっと、SIを受けたい、受けたくない=変わりたい、変わりたくないの葛藤の現れだろうと自分なりに解釈し、ワークを受けました。

ワークではいつも 丁寧に姿勢のチェックをします。そのとき、寛先生は「面白い・・」と一言。「何が?ですか?」と聞きますと「子どもみたいな立ち方だなぁ〜」とおっしゃるのです。「ちょっと筋力ついてきて、走り回ってるこどもみたいな・・印象だけど」と「SIを受けたら、老けた人は若く、子どもっぽい体つきの人は、成熟した感じになるよ。」・・そうか 子どもか、思い当たるなぁ〜と、この指摘は納得するものがありました。

とにかく、はじめから、妙な感じで、始まったワークでした。終わった後は、なんだかぐったりしてしまいました。

〈 その日のわたしからの寛先生へのメール 〉

今日はありがとうございました。


3〜6歳児の姿勢・・すごく思い当たります。


混乱と混沌のなかで 帰路につきました。なんだか、右も左も、上も下もわからなくなったような気分でした。

どうも身体と頭の連絡がうまくついていないような感じでした。身体から 今までと違う信号がどんどん上がってきて頭が処理出来なくなってしまっているのではないかしらと思ったりしました。

家に帰った後、ふとんに潜り込んでぐ〜〜ぐ〜〜寝ました。頭は まだまだ ズキズキするし・・右足のふくらはぎは痛いし・・もう あっちこっち痛いし・・吐き気はするし・・

お風呂に入ってまた寝ます。
では・・


PSそれでも、好奇心には 勝てず ふらふらしながら 「高槻」を探検しました。

〈 寛先生からの返事 〉

「探検」出来たら大丈夫でしょう。

「混乱と混沌」も滅多に体験できないと思います、どうぞ楽しんで下さい。

それから白黒はっきり着けようとはしないで、なんだか、右も左も、上も下もわからなくなったような気分の侭で居てみて下さいね。その方が面白いと思いますよ。

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第4回 3月18日骨盤底と内側ライン
第5回 3月20日おなか
第6回 3月22日仙骨          テーマ「身体の深部に働きかけるワーク」

1〜3回のワークは、ひとまとまりで、身体の表層に対してのワークだったそうです。4〜7回目もひとまとまりで、身体の深部に働きかけていくそうです。わたしにとっては、この4〜6回は、ワーク終了後は、足どり軽く、スキップしたいくらいでした。

そして、さらにいろんな発見がありました。

・「痛〜〜〜ぃい」

他のホームページなどを見ると、SIには、揉む、さする、等4種類のやりかたを使うそうです。でも どんな風にやっているかは、見えないので、(最初の回は、見ようとしました。が、寛先生に「首の力抜いてね」と言われ、挫折)正直どうされているかは、わかりません。そのかわり、感じ方に4種類あることがわかりました。それは、A.「痛〜〜〜ぃい」B.「痛気持ちいい」C.「特になんにも感じない」D.「ほんわか気持ちいい」 この4種類です。A.の「痛〜〜ぃい」は、全体(10回)のワークを通して、時間にすると大体、5〜10分だったでしょうか?痛いときの大方は B.の「痛気持ちよい」でした。筋肉が癒着してたり、固まっているところをマッサージされると痛かったようです。回によっては、殆どが D.の「ほんわか気持ちよい」だったときもあります。こんなときは、お風呂でふわふわしてるような、気持ちのよさでした。

わたしは、左の太股の筋肉が凝り固まっていたようで、4回目は、かなりA.の「痛〜〜ぃい」でした。この痛みなども 人によってずいぶん違うようです。寛先生は「痛いときは、痛いと言ったらいいから」とおっしゃっていましたが、どこが痛いかは、どうもお見通しのようで、あんまり、痛いというのもどうかなぁ〜と、我慢しようとしていたら、「痛いよねぇ〜」と、間髪入れず、やさしい口調で一言。「うぅ(痛みをこらえて)なんでわかるんですか?」「痛いって、そんな身体をしてるから・・」ばれてました。「痛いは我慢しなさい」と幼い頃に言い聞かされて以来、ずっとこらえてきましたが、「痛い」って言って良いんだ・・というのは、妙にうれしく、それから、あとは遠慮なく、痛さに合わせて、「痛〜〜〜ぃい」だの「あ〜〜ぁあ」だの「ひぃ〜〜い」だの、各種悲鳴を発し、痛いときは、それなりに楽しみました。寛先生は、悲鳴をあげると、「痛いよねぇ〜」という感じで、気を使って下さいます。それが、ひしひしと伝わってきます。10回終わったので、告白します。調子に乗って、必要以上に、騒ぎました。(多分、ばれてたと思いますが・・)ごめんなさい。

・「寛先生の手はあったかい」

そうなんです。寛先生の手はとっても暖かいのです。痛くないときは、それがとても心地よいのです。わたしは、寒い季節にSIを受けたので、余計そう感じたのかもしれません。部屋もとってもあったかくしてくださっています。その辺の配慮はばっちりです。

・「身体の再教育」

これが、他にはないSIの魅力だと思います。合理的な動かし方が身体に覚え込みやすいように、関係する筋肉の部分を押さえて、意識をそこに向かせたり、こういう風に動かすと、他の所に力がいらないという動かしかたを寛先生が、リードして、丁寧に、根気強く(申しわけなくて、わかったふりしよう・・と思うほど根気強くです。)教えて下さいます。文字通り、手とり足とりです。

・「エクササイズ」

ワークが終わった後、ちょっとしたエクササイズ(宿題って感じかなぁ〜)を教えて頂きます。わたしもいくつか教えてもらいました。自分専用に調合されたお薬をいただくような感じです。自分で成果がわかるものは、やはりやりやすく、SIを通じて身体が、徐々にしなやかになっていくのが感じられてうれしいものです。ちなみに、教えてもらったエキササイズは、わたしにはやりにくく、ぎくしゃくする動きでしたが、ためしに夫に言ってみたら、夫はなんなくやっていました。

・「早くも効果が・・」

本来下腹へこましプロジェクトとして、はじめたSIです。すでにこの時点で、以前ぽっちゃりお腹が目立つので、諦めていたタイトスカートを、わたしは、はきこなせるようになっていました。他にも、ずっと首の後を縮めていたようです。伸ばす(寛先生に確認しましたら、長くするというほうが、より正確な感じだそうです。)ということを学習して、ずいぶん首、肩がすっきりしてきました。

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第7回 3月24日 頭部・顔  テーマ「美人になるぞぉ〜」

この回は、忘れられないワークでした。そして、効果抜群のワークでした。

エステでも、同様な方法で小顔にしているところもあるということを聞いていたので、ちょっと楽しみなワークでもありました。寛先生の指サックも「来たか・・」という感じでした。まず全体を、マッサージしてもらい、やがて、口をあけて、いよいよ、寛先生の指が、口のなかに入ってきました。口の中のいろんな部分を 刺激しています。そして、それは「舌の下」で起こりました。かなり、「痛い」のです。しかも「痛い」とは言えない(歯医者さんと同じですね。)状態です。やがて、わたしの目から「ぽろり・・」と涙が一粒。ようやく落ち着いて、目を開ける余裕ができました。すると、寛先生は、「これは・・凄い・・」と、何故か満足げな表情なのです。「寛先生は、嬉しそうに見えるんだけど」と、渡して貰ったティシュで、涙を拭きながら尋ねると、「今ね、ずっと縮んでた首が長くなったよ。どうして、首が縮んでるのかぁ〜、ってずっと不思議だったけど。」ということです。子どもみたいに無邪気にうれしそうな寛先生の笑顔、そこに プロ根性をみたような気がしました。

舌が緊張しているというのは、「いつも、心にもないこと言ってない??」ということです。たしかに、わたしは、二枚舌どころではない・・かもしれません。

このワークを受けると「お愛想笑い」が、顔にこびりついた人もその愛想笑いがとれてすっきりした顔になるそうです。

さて、その効果は次の日 早速体験できました。

エクササイズで首を長くして、右左見るというという課題をもらい、それを実践していました。知らない人とも多く出会う会場に行くことがあり、そこでも、「背中、首」という風に気をつけてすわっていました。お辞儀も腰からきちんとできるようのなっていました。(今までは、頭だけぺこりだったのです。)すると周囲の人がすごく丁寧に私に対してお辞儀してくださったり、言葉をかけてくださるのです。「これは・・、すごい」と思いました。姿勢や顔の表情の印象というのは、大切なものですね。その後数日間で、夫からは、「立ち方が変わったねぇ〜」と、同僚からは、「今日 なんだかすっきりしてるね??。着るもののせいかしら??違うなぁ〜」などと言われた他、いろんな人から、キレイなったと立て続けにいわれました。数日間 実に気分がよかったぁ〜です。

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第8回 3月28日 統合のワーク(1) テーマ「苦手なものへの気づき」

立ち姿は どんどんすっきりしてきます。身体がうきうきするというか弾んでくるのがわかります。電車が来ても今まではだるくて、走ったりしなかったのが、足取り軽く電車に駆け込むわたしがいます。

わたしは、身体と心は 深く相関関係があると、常々思っています。身体を整えていく過程で、わたしの深く潜り込んでいた心の問題も浮かび上がってきました。

それは、男性に対しての不信感でした。SIを受ける時に「下着姿で受けるの?」とくらくらしたのも、「ひげのおばちゃん」で、安心したのも・・このことと関係していたのだ、とワークが終わってから気がつきました。(中学生のころに更衣室で、痴漢にあって、抱きつかれたのが、原因のようです。)

その時のメールです。

〈 わたしからのメール 〉

そういえば、わたしも 長い間 男性に身体を触られるのは、すごく怖かったなぁ〜ということを思い出しました。中学3年の時なんて、卒業の時、担任の男性の先生に、お別れの握手するのもいやだったし、(特に嫌いじゃなかったけど・・)高校の時は フォークダンスとかもいやだった・・のです。

だから、寛先生のワークを受けると言うことは、「下着だ」と知った瞬間・・すごく くらくらしました。しかし、もう約束したあとでした。

「大丈夫、大阪のひげのおばちゃんやから・・」と言ってくれた人がいて(=よく考えたら妙な表現ですが、説得力はありました。)」

そのひとことで、根性が・・座りました。だからワークの初回だけで、わたしはひと仕事したようなものです。


だけど、どうやら今でも 男性に身体を触られるのは苦手なようです。触られるという延長線上で、間合いを詰めてくる人も苦手です。


もう、寛先生は大丈夫です。


では・・

〈 寛先生からの返事 〉

大阪のひげのおばちゃんが良かったみたいですね。おばちゃんと始めに言い出したのは、あのアドラーのDさんです。ひょっとしたら既にしゃべっているかもしれませんね?Dさんにまた感謝です。


> もう、寛先生は大丈夫です。


そうでしょう。かなり安全なおっさんでおばちゃんです。

(注、アドラーは、心理学者の名前。Dさんは、そこのカウンセラーだそうです。寛先生は、心理学もいろいろ造詣が深いんですよ)

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第9回 4月3日 統合のワーク(2) テーマ「寛先生に1分に1回は言われたこと」

寛先生の部屋に診察台のようなベッドが置いてあります。そこに真っ白なシーツをひいて、ワークはそこで、受けます。

わたしは、お腹にいつも力をいれています。たしか、SIをはじめて受けるときも「腹を括っ」たのでした。よく考えたら 腹を括るほど、気合いを入れる必要はないような気もしますが、どうも わたしは、「腹」を括るとかが好きなようです。あと首の後がいつも縮んでいるのです。ということで、寛先生は、「お腹 力抜いて、伸ばして・・」「首の後伸ばして」と言いいながら、足を伸ばしたりとかいろいろします。「お腹、首」と言われたのは、1分に1回くらいのペースだったでしょうか?それにしても、力を抜くというのは難しいものです。

今回は足運びのエクササイズを教えてもらいました。足の筋肉は、肩胛骨の下あたりから つながっているのです。その肩胛骨のしたから、「足」だと思い、よりすっきりした歩き方をするというものでした。

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第10回 4月5日 統合のワーク(3) テーマ「不可能を可能に、可能を容易に、容易を優雅に(寛先生の言葉)」

いよいよ最終回です。ほぼ1ヶ月で10回のワークが終わりました。

最終回に向けてのメールです。

〈 私からのメール 〉

最終回を4月の5日にお願いしたいのです。最終回だなんて・・さびしいわぁ〜。


身体の再教育・・集中ゼミ 身体はしっかり学んで、忘れずにいてくれるでしょうか?

ところで、歩き方などが変わると筋肉の付き方の変わってくるでしょうが、その変わるまでの期間は どれくらいでしょうか?

〈 寛先生からのメール 〉

5日で、ベイシックシリーズは終わりです。

ある意味最終回で、また始まりでもあります。

とても大きな変化がベイシックシリーズでおこりますが、何十年もかけて築いて来た癖や姿がたった10回のワークで全く変わってしまったら大変です。変化を定着させたりいろいろ学び続けて行くことが大切です。


この後は、S.I.に関しては何ヶ月か休んで、また必要に応じて、ポスト10やチューンアップ、アドバーンスとやって行きましょう。

その休んでいる間は、フェルデンクライス メソッド や アレキサンダー テクニークをやってみて下さい。ボイストレーニングの効果も倍増しますよ。

もちろん、とりあえずちょっと休憩も良いですし。


からだは、ベイシックシリーズは終わった後も、使い方とともに変化します。

うまく行けば、何ヶ月かすれば筋肉の着き方はだいぶ変わってるでしょう。骨も3年も有れば入れ替わるらしいですから、徐々に形を変えて行くでしょう。

最初の目的の お腹ぽっちゃりは、かなり改善されましたが、次なる目標がまた見えてきます。

寛先生はフェルデンクライスのクラスで、「不可能を可能に、可能を容易に、容易を優雅に」できるように・・といってらっしゃいました。

「あぁ〜 優雅に動作したいものだ。」と思います。次なる目標は「不可能を可能に、可能を容易に、容易を 優雅に」です。

ということで、終わりは 始まりにつながりました。

本当に有意義でおもしろいワークでした。得るものは多かったです。一番身近でわたしの姿勢の変化を一部始終を見ていた夫が、「少し休んで、今度は夏くらいに受けるの?」って聞いてくれました。目に見えて効果があったからでしょう。

寛先生は、どちらかというと無愛想な感じを受けますが、実際は、すごく優しい、親切な人です。なによりプロ根性があります。下着姿でワークを10回も受けると、「なにを今更気取ることあるの?」って気分にもなり、わたしは、すっかり、うち解けてしまいました。寛先生と話したあれこれも ずいぶん楽しいものでした。

人によって気づくところは ずいぶん違うでしょうが、女性はより美しく男性はよりかっこよくなること間違いなしです。

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この体験談を頂いた後で、別のメールで、お母さんに会った時の事を送って頂きました。これもとても興味深いので載せさせて頂きます。

< < ・・前略・・> >

一目みるなり「スタイルがよいねぇ〜 いいな、いいな、うらやましなぁ〜 いつまでも若く見えるねぇ〜」と絶賛の嵐でした。

こうこうこういう訳で、お金もかけたけどね・・と説明しましたら「いい!絶対いい」と騒いでおりました。

あの母から絶賛されるというのは、かなりなもので、非常に嬉しかったです。

< <・・中略・・> >

そうそう 洗濯物の部分洗いを洗面所でしているとき「あ!!首・首」と気がついて背骨と首の骨を一本にしてみました。すると目と指の距離がぐんと離ていることに気がつきました。

これが 寛先生が、「腕をのばした感覚が変わるよ」って言ってたことの一部なのだと 嬉しく思いました。

首と背中をまっすぐつなげることに気をつけていると見える世界も変わってきます。すこし目線が高くなってその分 見える範囲が広がっているようなのです。

わたしは、ちょいとした状況判断があんまりよくありません。それもこの視界と関係していたのかもしれないと思ったりしています。

< <・・後略・・> >

素晴らしい体験談を頂きました。十分に楽しんで頂けたようで僕も大変嬉しいです。

言いたい事は、ほとんど代わりに言ってもらえたような気がします。僕が説明するより、読者のみなさんには判り易かったんじゃないかと思います。ありがとうございました。

特に付け足す事はないのですが、強いていえば、各レッスンで何をするかは大まかには一緒ですが、一人一人異なります。それぞれユニークな体験になるでしょう。僕は、その人にとって意味の有る学びが有るようにと努めています。

各セッションにちょっとした題を付けて頂きましたが、他のサイトを参考にして付けて下さったようです。僕自身はいまいちしっくり来ないところも有りますが、参考になるのならと思います。それに、やってみれば T さんのように、自分自身に固有のテーマも見えてくるかもしれません。そちらの方がもっと面白いでしょうし、本人に取ってもっと大きな意味が有ると思います。

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からだ元気 こころ元気 Somatic Education    問い合せ    更新日 2004-4-27