Somatic Education 問い合せ 更新日 2009-2-4
頂いた文章
西岡のコメント

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● Eさん(20代女性)に 2005年 10月に頂いた、「SIの体験談」を、Eさんの許可を得て掲載します。

(注) ここには、(S.I.を振り返って)を載せています。本編ともいうべき、各回の体験や気づきは別ページEさんの「SIの体験談」に有ります。読み応えのある長編です。

Eさんの「SIの体験談」 * S.I.を振り返って *

S.I.を受けられてよかった。寛さんに出会えたのがよかったです。

全ての人にいいと思います。

はじめは下着姿でちょっとはずかしいなぁーと思いましたが、慣れます。

逆に そのままの自分だから ちょうどいいや、とも思いました。

着飾らず、そのままを見られることは恐いようで楽でした。

10回目終わった時に、「ここからがスタートだよ。」って言って頂いて、 すごく いいスタートを切らせてもらえたなって思いました。

私はこれからフェルデンクライスやもしかしたらアレキサンダーテクニックの個人レッスンも受けるかもしれませんが、効果や、感じられることや 考えられる量が S.Iを受ける受けないでは全然違ってくると思います。 S.Iを受けて思ったのは『私にも出来るかもしれない』という希望を持てたという事です。

私もそうなれるかもしれない、そうなっていける存在なんだって感じられることです。

今の私からは見当がつかない目標や理想のことを考えると、『なれるのかな』、って不安になったりします。でも 寛さんのところにいったら、毎回気づくし なにかは良くなって行くし 教えてもらえるし 寛さんはとても優しいので 不安な気持ちはやさしくそっとしておいて、気づきつづけていきたいなぁって思います。

今までは 正しい姿勢 いい姿勢 だって思っていたのですが

その正しいという基準は 私か 他の人が作った基準だったということに気づきました。

寛さんは よく私に「ちゃんとしようとせんでいいからな」って言ってくれました。

それは もっと自然に 私に任せていって そして工夫をすればいいんだよ ってことではないのかなぁと思っています。

寛さんは 毎回練習することとか 意識する事とか ヒントをくれます。

それをできるように、次受けるまでに工夫したり いろいろ考えたりすることが とても面白かったです。面白いし、気づく事も多かった。後から思えば、S.Iの10回シリーズっていうのは 10回のセッションと その間の受けていない時間 全部あわせてひとつのまとまりだったのかも。S.Iの間の時間は わたしにとってはとても意味のある時間でした。

Eさんは、エアロビクスや、ピラテスのインストラクターをされていて、からだに付いての知識も興味も人一倍旺盛です。ここには、『S.I.を振り返って』を載せましたが、各回をもっと詳しく書いて下さった読み応えのある本編も別ページにあります。中身も濃くて、量もあります。どうぞ、そちらもぜひご覧下さい。


多くの人は、『わたしには才能がないから』とか『どうせわたしには出来ない』と思っている様です。一般に言われる『才能』という物の多くの部分は学べる物だという事や、自身の潜在能力にも気づいていない様です。もったいない話しだと思いませんか。僕はクライアントの皆さんを勇気づけて、自分自身の中に眠っている能力を引き出すお手伝いをする様に心がけています。多くの人に『出来ても出来なくても、面白そうだからやってみよう』それから『私にも出来るかもしれない』そして『わたしにも出来るだろう』と思ってもらうのが理想です。「からだ」を通して学ぶ事で、それがとてもやり易いのです。


それから、クライアントにとって最も大切な事はセッションとセッションの間に起こるとも言います。セッションで学んだ事をどれほど定着させたり深めて行けるのかは、その間の時間の本人の取り組みしだいであると云う事でしょう。Eさんの仰る様に『全部あわせてひとつのまとまり』なのです。


感想文を送って下さったメールから

『(前略)感想文 気づけばなが〜い感想文になりました。HPに載るのをのんびり楽しみにしています。いつも気づいた事は箇条書きにしたり 自分にしかよくわからない文章で書きなぐるんですが、今回みたいに人に分かるようにちゃんとした文章で書き直して読み直してみると分かりやすく 自分の中に入りやすかったので 得した気分です。人に思いを話すのは恐い、出す作業は恐い っていう気持ちは書いているうちに優しく小さくなっていきました。これも なんかありそうです。また考えてみます。(後略)』

ありがとうございました。文章に書き表してみる事で何かまた得る物もありますね。

僕は常々S.I.の10回のベイシックシリーズはとても良い始まりだと言っています。自分自身を知る事や、さまざまな探求の、良いきっかけと勢いをつけてくれます。この調子で、学び続けて、時々は休みながら、人生を深めていかれる事でしょう。

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● Tさん(40代女性)に 2004年 4月に頂いた、「SIの体験談」を、Tさんの許可を得て掲載します。

(注) 各回の見出しをクリックすれば、本編の対応する回に行けます。

Tさんの「SIの体験談」(ダイジェスト版)

仕事の都合もあり、約1ヶ月の間で、駆け足でSIを10回受けました。身体と心の両面で実に多くの事に気づき、得るものの多い1ヶ月となりました。そして、自分に自信を持てるようになった1ヶ月でした。ワークのその回ごとにわたしにとってのテーマがあったような感じがしましたので、そのテーマと、わたしがワークで得たものの一部を簡単に紹介します。

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第1回 3月3日 テーマ「無駄な動きの多すぎるわたし」

無駄な動きが多いことに気づく(身体)。

たしかに話をしていてもひとこと多いなぁ〜と納得する(心)。ということで、気になる下腹ぽっこりも含めて、「すっきりした私」になろうと決心しました。

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第2回 3月8日 テーマ「下腹へこましプロジェクト開始」

肩をつりあげ、膝の後をつっぱてる癖があることに気づく、だから下腹がぽっこり出ていることがわかりました(身体)。ムキになってはやく動きたがる傾向のあることに気づきました(心)。

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第3回 3月14日 テーマ「大混乱」

心も体も大混乱しました。たとえそれが、合理的でも、自分の中に「新しいやりかた」は拒否したいという抵抗があるということを思い知りました。

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第4、5、6回 3月18、20、22日 テーマ「身体の深部に働きかけるワーク」

身体がどんどん軽くなっていきました。

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第7回 3月24日  テーマ「美人になるぞぉ〜」

顔、首あたりが、すっきりしてきました。声に深みが出てきました。その後あんまりキンキン声や、早口ではしゃべらなくなってきました(身体)。

朝 鏡をみて「結構いい顔してるわねぇ〜」と思うようになりました。周囲からも「今日は、なんかすっきりしてるわねぇ〜」という言葉をたくさん頂きはじめました。

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第8回 3月28日  テーマ「苦手なものへの気づき」

日常歩いているときの足さばきがよくなってきました。がに股じゃない、内股じゃない歩き方ができるようになってきました(身体)。

忘れかけていた、だけど、解決する必要のある問題が、意識の上に浮かび上がってきました。今まではさわれなくて冷凍保存されていたような問題の解決に、取り組みはじめました。

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第9回 4月3日  テーマ「寛先生に1分に1回は言われたこと」

お腹に力を入れる癖と、首の後を縮める癖が、とても頑固だということに思い当たりました。(10回めに「首って背中なんよ。首の骨は背骨だし・・」と寛先生がおっしゃいました。首は背中の一部なんだと思うと、あっさりと首がのび、背中からすっきりとつながるようになってきました。イメージというものも凄い力のあるものです。)

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第10回 4月5日 テーマ「不可能を可能に、可能を容易に、容易を優雅に・」

「よし!!」という寛先生の言葉で終了(身体)。 しかし、向上心の強い(欲深い??)心は、可能になったあとは、さらに「優雅」をめざそうと決心したのです。

SI、10回の終わりは、つぎのステップの始まりにつながったようです。

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『寛先生のお役に立てば嬉しいです。さらにこれを読んでSIを受けたいって言う人がいてくれて、SIで元気になってくれたら、もっと嬉しいです。』と、書いて下さいました。ここには、ダイジェスト版を載せましたが、各回をもっと詳しく書いて下さった本編も別ページにあります。どうぞ、そちらもご覧下さい。おもしろいですよ。

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● 小竹先生(30代男性整形外科医)に今年(2004) 4月に頂いた「SIの体験感想文」を、許可を得て掲載します。

小竹先生の「SIの体験感想文」

昨年秋から西岡寛先生のS.Iの10回コースを受けました 小竹と申します。 大阪で整形外科の勤務医をしております。

医者の世界では通常の医学教育の範囲外にある医療や ワーク類へ関心を持つ人はまだまだ少数で、数少ない体験例になるかと思いますのでこうして記載させていただきます。

その前に整形外科とあまり縁のない健康なかたがたのために 私の仕事を少し説明しておきます。

整形外科は主に骨、関節、等の運動器を扱う外科で 具体的には首から腰までの背骨 肩、膝等の関節痛 骨折脱臼等の外傷 リウマチ等の診察をし、それらに対してリハビリから手術まで行います。 ちなみに私の場合、骨折を中心に人工関節等まで 年間120件ほどの手術を執刀しております。

実績のあるお医者さんに体験してもらえて、しかも感想まで頂けるのはとても嬉しく、ありがたいです。お医者さんの言う事ならば信用できるという人たちにも、聞いてもらえるかもしれません。

余計な前置きが長くなりましたが まず初対面の時の会話で、寛先生の解剖的な知識がしっかりしていることに安心しました。

民間療法の中には、近代的な医学と根本的な思想体系が異なることを 悪く言えば隠れ蓑にして、明らかに勉強不足な方や 実証性のなさそうな方法論をとる方がままありますが、
(もちろん近代医学の多大な問題点や僕自身の不勉強を棚に上げての話です)
寛先生とは当初から多少の用語の摺り合わせをするだけで、医者仲間で会話するようにスムーズに体にかんする情報交換が可能でした。

これはご本人の能力や努力もありますが、 今まで受けてこられたSIをはじめとする教育体系と その後に多くの体と関わってきた経験量が、 質量ともに相当なものであったことをあらわしていると思います。

まずはその点で、偉そうな言い方になりますが、信用できたというのが第一印象です。

ありがとうございます。僕は、出来るだけ根拠の確かな、そして経験に基づいたワークを心がけています。

次に実際のワークの内容ですが、これは驚きの連続で毎回お楽しみ三昧でした。

面白かったり、楽しむ事が学習の効率を高めます。

医者はいちおう体の専門家ですが、 実は、本格的に壊れた状態を何とかすることから発展した体系ですから、 体のよりよい使い方やより健康な体を作ることについては、 ほとんどなーんにもわかっていません。

基本的に現代医学は体への侵襲が大きいものですから非常時用のものと考えるべきです。

乱暴なたとえをするなら、ひったくりに軍隊を呼んで ミサイルで町ごと吹き飛ばされたら困るわけで、 日常の治安維持には交番や地域住民の取り組みが大切になる、というような話と似ています。

具体的には、膝痛の場合整形外科医が最も力を発揮するのは 変形が進んで痛くて仕方ない高齢の方に、人工関節をする場合であり、 逆にそれほど関節の変形が進行していない40台ぐらいの女性が 時々膝の痛みがあるといってきたというようなときには 今後の進行を防げるような体の使い方が必要ですが、 医者にはその具体的な方法論がないわけです。 そういう半健康状態の方に有効な方法を探していくなかで寛先生のHPを見つけたわけです。

高校生だった頃、僕自身腰痛で整形外科で見てもらったことがあります。変形性関節症で『治らんけど、腹筋と背筋するしかないな。』とお医者さんに言われて悲しい思いをした事があります。そんなこんなで、これまで病院やお医者さんに対して、否定的な印象を持っていましたが、これは「半健康状態」だったようで「医者にはその具体的な方法論がない」と云う事だったようです。お医者さんにお世話になるべきこととそうで無いことを、ちゃんとわきまえていれば、こんなことで嫌な思いや否定的な印象を持つことは無かったでしょうね。

また横道にそれましたので本題のワークに戻りますが、よいからだとよい動きを作るにはまず自分の体をしっかり把握しなければいけませんが、それが困難を極めることがこのワークでよくわかります。

まず人は自分がどう立っているか分かっていません。結果として変な癖を常態化しており、それがワークの中で次々に暴かれ改善していきます

たとえば私の場合数回目のワークでいきなり目線の高さが変わりました。具体的には私は身長177センチですが、JR環状線で扉のガラスの前に立つと今までは普通に見えていた外の風景が目の高さがガラスの上端より上にきたために覗き込まないと見えなくなりました。もちろん数字上の身長はもともと精一杯伸ばした状態で計っているので変化ないはずですが、 実際の生活の中での背の高さが5センチ程度は変わったと思われます。

同様に左右の偏りを動かした?回では、帰りの車の運転でいつもと頭の位置が違い対向車とすれ違うのにえらく苦労したりもしました。

10回のワークを終えたころ冬になりスキーにいくようになりましたが 例年シーズンはじめは技術も体もできておらず、すぐに太ももがパンパンになり息もあがって 100m滑っては休憩という体たらくでした。それが今シーズンは、初日に約5キロある野沢温泉のスカイラインコースを1ストップで降りてきてしまいました。 技術も道具も去年のままですから体が変わったと考えるべきでしょう。

ほかにもいろんなことがありましたが、今回はこのあたりまでにして 私自身さらに体探求に進みたいと思います。

注意して見ていると、日常生活の中で様々な事が良い方向に変化して行くのが感じられます。ただ、『注意して見ている』というのは意外と大変です。いい状態に変化しても、すぐにそれが当たり前になって以前の事を忘れてしまったり。折に触れて注意をすること、それ自体忘れてしまいがちです。基準にできる動作なり活動があれば、より判り易いですね。

もちろん寛先生は魔法使いではありませんので 何でも治してくれたり、スーパーマンにしてくれたりるわけではありません。

しかし何かの課題をもつ人、特に上達したい身体動作のある人には 確実に有効な技術体系を提供してもらえると思います。 私の手術の腕が上がったかどうかは秘密です。

僕自身は、これまで個人的な経験から病院やお医者さんに対して、あまり良い印象を持っていませんでした。小竹先生のお陰で、お医者さんにもまともに話しが出来て信頼できる人が居るのだと判りました。そして、お医者さんにお世話になるべきこととそうで無いことを、割とはっきりさせることが出来ました。そして現代の医療の価値や無くてはならないという事も再認識させて頂きました。

Dr.Rolfはあるインタビューで、『S.I.は治療(treatment)ではありません。医療の分野でなく教育の分野で広めて行きたいのです。』ということを言っていました。僕も、学ぶことを通して人生を豊かにするのが、 Somatic Education の素晴らしいところだと思っています。ただ、むち打ち、肩こりや四十肩、側湾症、腰痛など一見「医療に世話になるべき人」も、ワークで「からだ」のことを学んだ方が役立つことが多々あります。医療でないけれど、それを補う形で 役に立つ と云うことだと思っています。

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● Mさん(40代独身女性)に 2003年 9月に頂いた「SIの体験感想文」のメールを、Mさんの許可を得て、転載します。

Mさんの「SIの体験感想文」

楽しく充実したSIを終えて振り返ってみると、最初の予約の電話でのかんさんの 無愛想にもめげなかったのは、頚椎圧迫と四十肩に悩まされ特に首の不快感がつらく、今迄にも整体を受け、オステパシオの治療院へも行ったけれど改善されず、やっとSIにたどり着いた感じで、少しでも楽になりたかったからでした。

予想に反して実際のかんさんは、結構ユーモアもあって、なかなか落ち着いた雰囲気をかもし出す人物でほっとしました。

やっぱり一番の驚きは1回目の翌朝で、いつもなら首から背中がパンパンに凝りまくり 重〜くて仕方なかったのが、背中が左右に広がった感じで軽くって首もすっきり伸びてるし、久し振りで朝の爽快感を味わえたこと。これはSIがすごいのか、かんさんの腕なのか。この時に残りの9回を受けるのがとても楽しみになったんです。

結局このワークでは身体の問題の解消だけでなく、身体のバランスを修正していく過程で、気付かされることも多く、自分では生まれつき出尻・鳩胸の体型と思ってきたのに、背中をそらしているからと指摘された。自分で作った体型だったんだ。そうかもしれない・・ずっと立ってると腰がだるくなるのもそのせいか・・常に余計な力をいれている。

ワークの途中いつも力抜いてって言われた、自分では入れてないのに。首の圧迫が改善され肩の位置も下がると、日常の動きの中で前はもっと肩が上にあって力んでいたっけと実感出来たり、毎回ワークを受けて帰ってから次回までの毎日が気付きと納得で、こんなに自分の身体と向き合って、変化を発見出来るなんて初めてだし、単純に嬉しいことでした。今も歩くと足が軽くて、脚の重さは変わらないのに、軽さを楽しんでます。「正しく使えば軽くて楽」単純なことでも、今回学ばなければ気付くことはなかったと思います。からだが元気になればこころも元気になれる かんさんのホームページで私の目標と同じ言葉をみつけた偶然に感謝している私ですが、たったひとつ残念なのは、もっと早くSIを受けたかったことです。

『私のようにどっか身体の不調持ってる人の目にとまればってことで。』と、書いて下さいました。僕の「無愛想にもめげ」ず続けた甲斐がありましたね。自分ではそんなに無愛想ではないつもりなんですが、、、。

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● Yさん(40代独身女性)に 2003年 8月に頂いたメールを、Yさんの許可を得て、転載します。

Yさんのメール

寛先生、いつもお世話になり有り難うございます。ちょぴり嬉しいことがありメールをしました。先日、子供と跳び箱をして遊びました。?年以来で、子供の頃は、全く跳べなかったのに、なんと跳べるようになっていたんです。そういえば、プールでの飛び込みもできるようになっており、スキーもできるようになっている自分に気づきました。運動は、今でも苦手ですが、以前のようなコンプレックスがとれ自分なりに愉しめるようになっており、寛先生が肩こりや腰痛が治るたけでなくもっと良い事がおきるよと、おっしゃていたのはこの事なんだなとおもいました。本当に有り難うございます。

S.I.は治療ではありませんが、むち打ち、肩こりや四十肩、側湾症、腰痛がきっかけで来られる方が多いです。きっかけは何であれ、ワークで学んだ「からだ」のことが、役に立って症状が改善するのは当然の様に起こります。そして、それも含めて、これまで出来なかったりあきらめていた事が出来る様になったり、楽しみが増えたり人生を豊かにする方向に働きます。それが Somatic Education 全般にいえる、すばらしい所だと自負しています。

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● Kさん(20代独身男性)に 2003年 7月に頂いた、感想のメールを、Kさんの許可を得て、転載します。

Kさんのメール No.1

取り敢えず第1報ってことで

ご無沙汰しております。

先週はどうもありがとうございました。

感想を、ってことでどんなこと書こうかと1週間だらだら考えておりましたが、 時間切れってことでとりあえずはごく簡単に。

体の変化では、まず、立つこと、そして歩くことがすごく楽に、 そして自然にできるようになりました。 歩いたり、立ったりしながら、背中の開き方、角度などが最も最適か、 試し試し歩いてます。

また、最初の3レッスンの頃からですが、鼻の通りが すごく良くなりました。 今まで、ほぼ物心ついたころから左の鼻の 穴の通じが悪かったのですが、 今では本当に、すうすう自然に通じます。 頭もすっかり軽くなりました。首の筋肉がほんとにフニャフニャ に柔らかくなって、耳の後ろや後頭部の筋肉が自在に動かせるように なって、この部分の筋肉をひくひく動かすとマッサージを受けている ように心地よくて、この行為はまさに病み付きです。 おでこも随分広くなりました。

そして、性格や考え方の面でも随分変化が生まれたように感じます。 きちんと物事を考えることができるようになりましたし、 従来と比べて柔軟で幅の広い思考ができるようになったように思います。

何よりも喜ばしいのは、「学ぶ」ということにかなり積極的に、貪欲に なってきたということです。今後の人生において、この方向性だけでも ずっと持ち続けたいと願っています。

筆不精なもので取り敢えず今のところは以上で。 また8月くらいからフェルデンクライスとかお願いします。 それではまた。

・・・(後略)・・・

Kさんのメール No.2

・・・(略)・・・

第2報というか、プレSIとでも言いましょうか・・・

私がSIに関心を持ったのは、体のどこそこが痛いとかではなしに、自分の精神的な問題の解決の端緒になるかと考えたことからです。まあ、鼻の通じが悪いとか姿勢が悪くて下向いて生きているとかの問題もありましたが。

精神的な問題の解決に対する、私の当初のスタンスは、例えば勉学に打ち込んでみるだとか、あるいはアメフトを始めてみるだとか、要するに自分に鞭打ち、鍛える方向性のものでした。残念ながら行き詰まりを見せるわけですが、最近になってたどり着いた考えというのが、自分が原初から抱えている、問題の根幹とも言える悲しみを癒し、自分の本来の精神の姿、そしてその方向性を自分が認めなければ問題の解決には至らないなのではないか?ということでした。その事に気づいて随分と楽にはなりましたが、やはり頭のなかで考えるだけでは限界があったように思います。思考や精神といった、いわばソフトウェアのキャパシティは、肉体のキャパシティに追随するものだと今では考えます。

実際にSIを受けてみて、個々の筋肉、そして肉体というものの本来の動きを取り戻すといった思想を、私自身、非常に違和感なく受け入れることが出来たように感じます。今ではむしろ肉体に思考が追いついていない感じです。

今日は広島の町で、アレキサンダー・テクニックの本を探したのですが、残念ながら在庫がありませんでした。ドリームボディとかフェルディンクライスの本などにも惹かれましたが、トランスパーソナル心理学の本を買い求めました。

・・・(後略)・・・

感想ありがとうございました。

『何よりも喜ばしいのは、「学ぶ」ということにかなり積極的に、貪欲に なってきたということです。今後の人生において、この方向性だけでも ずっと持ち続けたいと願っています。』

こんな風に感じてもらえて、ぼくもとても嬉しいです。この仕事をしている甲斐があったと云うものです。

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● Sさん(30代独身女性)に 2003年 3月に頂いた、初回の感想と言うか体験談のメールに、 ちょっとコメントを付けて返信したものです。Sさんの許可を得て、転載します。

Sさんの体験談より

私の肩こりは自分でコリがわからないくらいひどいものでした.人に指摘されて コリのひどさを認識してから,体操とか自分で地道にやってきました.

しかし, それももう6年.限界だ.誰かに何とかしてもらいたい.

そこでインターネット で見つけたのがS.Iです.

エサレンなんとかとか他にもいろいろあったけど, これに決めた理由は10回セットだったから.10回誰かに何かしてもらったら, きっとよくなるに違いない.西岡さんに決めたのは関西ではそこしか見 つからなかったから・・・あまりに簡単な理由で申し訳ありません.

そんなもんでしょ。でも、意外とこうなる様に成ってたと云う事かもね。

早速メールをして電話すると,「生年月日は」と質問.S.I.と何の関係が? 真っ先に聞くほど大切なことなのか?(そういえばその理由をまだ聞いてない)

次の言葉は「下着になってもらいますけど,知ってますか?」.ええっ?下着 に変わるビキニもないし,どうしようと思いつつ,短バンなら許されるかと準備 をする.

生年月日を聞くのは趣味みたいなもんかな。年がわかった方がイメージが湧き易いのも有るけどね。

思い付くままに質問したり喋ったりすると、面白かったり為になったりする事が多いけど、嫌なときはそう言ってね。でもまあ、感情が動くときは、自分の事を知る良いチャンスでも有るよね。

そして,西岡宅での第1回目.遅刻厳禁らしいのであせって家を出てしまい, 不覚にも短パンを忘れてしまう.が,電車の中で,クリニックみたいな雰囲気 なら,まあいいかと思いなおす. 玄関先での西岡さんの印象は,どちらかで長い 修行をして俗な世界に降りてきたという感じ.S.I.というのは修行が必要 なものだったの?ちょっとイメージ違う・・.さらに、ワークを受ける場所は, まるで私のお兄ちゃんの部屋のよう.なんでクリニックをイメージ しちゃったんだろ.ワークを受ける台は斜めになってるし(きっと 真っすぐでは6畳程の部屋が使いにくかったりするのだろう),西岡さんには 「なんでここに来たの」とストレートな質問.・・・なんでって,迷惑 だったのかなぁとお客なのにひるんでしまう.こだわりのあるラーメン屋のオヤジ のようだ.まいったなぁ.

目的が何かと云う事を知っておきたいと思うし、「ワーク」を受けると言う 事は、何かに「取り組む(ワークの訳)」んだから、それを少し明確にするのは クライアントさんにとっても役に立つと思うのです。

でもちょっともう帰れない.(今考えると,別に帰れたのに).

帰らなくて良かったね。

私は,ぎりぎりになると,意外なほどその場だけは適応してしまうタイプ.あきらめてしまうと,どうせならちゃんとやってもらわな,と居直ってしまい,話をしてるうち西岡さんはそんなに怪しい人ではないこともわかってきた.第一印象とは違う.さすが関西の人はつっこみするどくしゃべりが旨い.案外,楽しく過ごせ.では,ワークの方はというと,ワークは?私は立って歩いて寝て起きて横向いて,西岡さんは私の腕や足を動かしながらあちこち体をこする.こすっているのは筋肉なんだろうが、こんなんでどう効き目がでるのかなぁ.

擦る意外にいろいろしていますが。「こすっているのは」筋膜です。

1回目で印象に残ったのは,体をこすりながら,**骨,××骨と教 えてもらい,自分の体には骨があるんだと意識したこと.骨があることくらい 当然知ってるけど,自分の体の骨なんて気にしたこともなかった.

普通S.I.のセッションで言葉にしてこんな説明はしないけど、自分のからだを通 して知る事がいろいろな事に役立つんですよ。

それから,「息吸って吐いて・・どんな感じ?」.「はい座って・・どんな感 じ?」という問いかけ.どんな感じと言われても・・初めてうける種類の質問で 面食らう.終了時,「呼吸が楽になったでしょう」といわれても「?」.次回 まで2週間あくのでと誘われたフェルデンクライスの教室でも,床に寝て ゴロゴロしたり,椅子で体を曲げたりしながら,「寝ているからだの感 じはどうか?」「今どう感じるか?」と質問される.うーん.わからない. 何を感じるんだ?何も感じない・・どうして? 帰り道,あれこれ考えるうち, ああ,私は自分の体に関心がなくて何にも感じるものがないんだと,妙に納得.

自分自身のからだに意識を向けることは、いろんな意味でとても大切な事です。 でもこれ迄の教育では、外にばかり目を向けて内に目を向ける事はほとんど有 りませんでした。自分の体で何を感じているかに気づくにも有る程度の練習 がいります。僕のやってる三つのことは、こういう意味でとっても大事で、役に立ちます。 『自分の体に関心がなくて何にも感じるものがない』と云うより、 『感じている事に気づいていない』か、『気づかない様にしている』という事が 多いけどね。

ここまで読んでくれた方のために,効き目のほうを書いておきますと,効き目は確かにありました.肩こりが見事改善.自分でやってたら半年以上はかかった に違いないくらい.オドロキ!

で,おそるおそる次回も行ってみようと思ったのでした.

おめでとうございます!

続けてもらえたらもっといろいろな効果 が表れてくると思いますよ。

つづき が待ち遠しいです。

ありがとう。


西岡

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