からだ を学ぶと すべて が変わる。
リセットするワーク、初めの一歩として最適!
リセットするワーク、初めの一歩として最適!
からだのことをあまり知らない、ボディーワークは始めて、という人には、まず初めにからだの構造統合法がお薦めです。
長年の癖や怪我で歪んだ「からだ」をリセットします。姿勢の悪さを改善したい人には、最適です。比較的簡単で、基本的なことから分かりやすく学べます。腰痛、肩こり側湾、など身体的な問題を抱えている人にも、大きな改善が見込めます。からだの変化も比較的長続きして、定着させやすいです。
もちろん、からだの事はよく知っているひとにも、基本に立ち返る意味から、そしてオーバーホールとしてとっても役立ちます。
Somatic Education の中で唯一肌に直接触れて、圧力を加えて 痼りをほぐしたり、縮んでいる所を緩めて伸ばしたり、癒着を剥がしたりといった 直接的な介入をします。そうやって、からだの構造を整えて、より楽でより美しい姿勢や動きを作っていきます。初心者には特により分かり易く、変化も比較的定着しやすいです。
直接肌に触れるために、下着姿かセパレートの水着などでワークするのですが、その大きなメリットが二、三あります。
肌に直接触れてワークするので、一見マッサージのようにも見えるのですが、圧の掛け方も手腕の動かし方もかなり違います。そして、その意図が全然違うのです。マッサージはどちらかと云うとリラクゼーションや疲労回復といったものでしょう。からだの構造統合法 では、からだのバランスを整えることや、からだ自体や、そのより良い使い方を学ぶことを援助することです。
整体やカイロとの違いの一つは、からだの構造として何を考えているかです。例えばカイロでは、体を支える背骨を直接動かして体を整えようとしますが、からだの構造統合法では、その骨の位置を決めている筋膜に働きかけます。テントで例えれば、テントのポールが骨(背骨)で、それをあるべき位置に留めるロープや布が筋膜なのです。想像してみてください。テントをバランスよく張りたければ、ポールをしっかり立てることも大事ですが、そのためにもロープを上手く調節することが絶対に必要なのです。
鞭打ち、脊椎側湾症、腰痛、肩こり、などによく効くというので、海外では保険が適用される所も在りますが、実は「からだの構造統合法」は単なる治療法ではありません。より上手く からだ を支える事が出来るようになると、自然に腰痛や側湾は改善していったり、からだの使い方 により気づくようになると、肩が凝らない様な手腕の使い方を身に着ける事も出来るのです。鞭打ちは少し複雑ですが、からだの使い方を改善していく延長線上に解決の糸口があります。
からだの構造統合法 は悪くなった所を治す(元に戻す)ことより、今の状態を理解して、より良くしていくことに取り組みます。問題のある部分を治すと云うより、その問題に関わるからだ全体を関連づけられた総体として扱います。例えば腰痛の時、腰だけでなく、それに関わる全てを扱います。それは、からだの部分で言えばお腹であったり脚であったり、座り方の癖であったり、からだの支え方であったりします。
そうすると、以前より良くなるばかりでなく、楽になり、出来る事が増えて、と 生活に人生に大きな変化をもたらすのです。
問題が改善した時、「どれぐらい保つの?」というのがよく聞かれる質問です。色々な治療に通ってこられたみなさんにとっては、ある意味元に戻るのが当たり前なのでしょう。治療は治すのが大事で、なぜその問題が現れて来たのかを遡って深く考えて対処しないので、問題を自ら作り出している時は(多くの繰り返し起こる問題は特に)治ってもまたすぐに元に戻ってしまうのは当然と言えるでしょう。
からだの構造統合法 では、「治療」と云うより、「教育」です。自分自身の からだ について学んで、理解を深めていく中で、いったい自分自身は何をしているのか、何を感じているのかが少しずつ分かるようになって行きます。そして、より楽で、気持ちの良い使い方を身につけて行く事が支援されます。それは則ち、問題を引き起こさない様な からだ の使い方が自然と身につくことなのです。
時に、時間が経って振り返ってみたなら、思いもよらなかったような大きな肯定的な変化に気づく事でしょう。痛みや不調に気を取られていたのが、問題の解決だけでなく、生活を楽しんだり世界を広げたりと、人生の大転換が始まっていたことに気づくかもしれません。
初めての人用のベイシックシリーズは10回セットです。毎回異なったテーマでワークして、徐々にからだを整えて行きます。Somatic Educationでは、それを維持して育てて行けるように、簡単なエクササイズや、からだの使い方のコツを教えます。
一回目をお試しにする事も出来ます。所要時間は各回1〜1時間半程度。初回はもう少し長めに見ておいて下さい。それが終わった人はしばらく開けて、ポスト10セッション(3〜7回)、アドバンスシリーズ(5回)があります。一まとまりとして受けるのが良いですが、単発のチューンアップセッションも出来ます。
まず初対面の時の会話で、寛先生の解剖的な知識がしっかりしていることに安心しました。
民間療法の中には、近代的な医学と根本的な思想体系が異なることを 悪く言えば隠れ蓑にして、明らかに勉強不足な方や 実証性のなさそうな方法論をとる方がままありますが、(もちろん近代医学の多大な問題点や僕自身の不勉強を棚に上げての話です)
寛先生とは当初から多少の用語の摺り合わせをするだけで、医者仲間で会話するようにスムーズに体にかんする情報交換が可能でした。
これはご本人の能力や努力もありますが、 今まで受けてこられたS.I.(からだの構造統合法)をはじめとする教育体系と その後に多くの体と関わってきた経験量が、 質量ともに相当なものであったことをあらわしていると思います。
まずはその点で、偉そうな言い方になりますが、信用できたというのが第一印象です。
医者はいちおう体の専門家ですが、 実は、本格的に壊れた状態を何とかすることから発展した体系ですから、 体のよりよい使い方やより健康な体を作ることについては、 ほとんどなーんにもわかっていません。
基本的に現代医学は体への侵襲が大きいものですから非常時用のものと考えるべきです。乱暴なたとえをするなら、ひったくりに軍隊を呼んで ミサイルで町ごと吹き飛ばされたら困るわけで、 日常の治安維持には交番や地域住民の取り組みが大切になる、というような話と似ています。
具体的には、膝痛の場合整形外科医が最も力を発揮するのは 変形が進んで痛くて仕方ない高齢の方に、人工関節をする場合であり、 逆にそれほど関節の変形が進行していない40台ぐらいの女性が 時々膝の痛みがあるといってきたというようなときには 今後の進行を防げるような体の使い方が必要ですが、 医者にはその具体的な方法論がないわけです。 そういう半健康状態の方に有効な方法を探していくなかで寛先生のHPを見つけたわけです。
また横道にそれましたので本題のワークに戻りますが、よいからだとよい動きを作るにはまず自分の体をしっかり把握しなければいけませんが、それが困難を極めることがこのワークでよくわかります。
まず人は自分がどう立っているか分かっていません。結果として変な癖を常態化しており、それがワークの中で次々に暴かれ改善していきます。
たとえば私の場合数回目のワークでいきなり目線の高さが変わりました。具体的には私は身長177センチですが、JR環状線で扉のガラスの前に立つと今までは普通に見えていた外の風景が目の高さがガラスの上端より上にきたために覗き込まないと見えなくなりました。もちろん数字上の身長はもともと精一杯伸ばした状態で計っているので変化ないはずですが、 実際の生活の中での背の高さが5センチ程度は変わったと思われます。
同様に左右の偏りを動かした?回では、帰りの車の運転でいつもと頭の位置が違い対向車とすれ違うのにえらく苦労したりもしました。
10回のワークを終えたころ冬になりスキーにいくようになりましたが 例年シーズンはじめは技術も体もできておらず、すぐに太ももがパンパンになり息もあがって 100m滑っては休憩という体たらくでした。それが今シーズンは、初日に約5キロある野沢温泉のスカイラインコースを1ストップで降りてきてしまいました。 技術も道具も去年のままですから体が変わったと考えるべきでしょう。
ほかにもいろんなことがありましたが、今回はこのあたりまでにして 私自身さらに体探求に進みたいと思います。
もっと読みたい人は、以前のページ、ロルフ博士の身体構造統合法(S.I.)も面白いかもしれません。他にもロルフメソッドや、ロルファーのサイトも参考になるかもです。しっかり行間まで読んで本質を見極めるのも一興と思います。
ロルフ博士は「S.I.は治療ではない、教育だ。」と言っていましたが、Somatic Education の特徴もそこにあります。「耳は忘れ、目は移ろい、行えば悟る」です。ともかく、お試しください。
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