からだ を学ぶと すべて が変わる
☞ 違いを通して学ぶと、理解が深まる!
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私こと西岡寛が2000年にフェルデンクライス メソッドの教師養成コースを修了した時、古い友人のロルファーにつけてもらったあだな。「三大ボディーワーク」と呼ばれていた、ロルフ博士の身体構造統合法(S.I.、ロルフィングとして知られている)、アレキサンダー テクニーク、フェルデンクライス メソッドのすべてのトレーニングを、物好きにも総て修めたのはその当時日本では、僕、西岡寛だけだった。(ニューヨークには一人居はったらしい。)(ひょっとしたら今も一人だけかも。)
「物好き」とは書いたものの、その値打ちはとても大きい。
なぜなら、その3つには大きな違いがあるが、3つをしっかり比べて初めてその得失がはっきり分るのだ。そして、比べる事で、それぞれをより深く学ぶ事ができたのである。
からだの構造統合法は筋膜など柔組織に着目して、直接的にはっきりとした介入(圧を掛けたり引っ張ったり、擦ったり)をするので、それまでに溜まった歪みを元に戻し易い。リセットするワークと呼んだ人も居る。からだの構造に強い。
Somatic Education では、もう少しよく からだの構造 を理解することや、比較的簡単な、でもとても役に立つ動きを導入して、より教育的側面から、からだの使い方の改善に取り組みます。
フェルデンクライス メソッドは動きに着目する。「動きこそが命だ。(Movement is life.)」からだ全体をいかにうまく使って、効率的に機能するかを、頭もからだも感覚も使って体験的に学ぶ。「人の活動全ては学習である。」と最新の学習理論は言ってるそうだ。フェルデンでは、「学び方を学ぶ。」そして、「良い姿勢も、いいパフォーマンスも、才能も全ては学べるのだ!」そう、納得させてくれる。からだ全体、動き、機能、学習に強い。
アレクサンダー テクニークは、頭と首と背中の関係に着目する。その関係こそがより良いからだの使い方の基礎だという。不必要な癖に気付いて止める事をする。考え方はとってもシンプルで、一見分かりやすくて簡単なようだが、実はかなりの修行が必要だ。気づきに強い。そして、僕の出た教師養成コースでは、手の使い方を特別に訓練されて、そこも強みの一つだ。(ハンズオンというが、今ではそこに注力しない学校もあるという。)
三つのボディーワークを生徒として学ぶ人は多いが、教師となるべくトレーニングを受けて生徒に教えてきた事は僕の大いなる強みになっている。ある先生は『教え始めて、始めて本当に学び始める。』と言っていたが、全くその通りだと思う。習っただけでは本当の意味で理解するのは難しい。
3つのワークの強みを表して『三種の神器』と言うらしい。(それは、構造、機能、気づきの事だろう。)ある人が、僕(西岡寛)のいいとこはこの『三種の神器』を持っている事だという。構造、機能、気づき、これらを深いレベルで体得している事が『ボディーワークの三冠王』と呼んでもらえた所以だろう。どのワークをしても、その知識と経験が背景となって、より効果的に、より効率的に、クライアントの皆さんのお役に立てると信じている。
三冠王かどうかは、それ自体としてクライアントにとってはどうでもいいことでしょう。でも、実はそれには確かなメリットがあるのです。それは、学びの効率が驚くほど、高まる事です。適切な道具を適切な時に使うことが肝心なのです。
3冠王という言葉は、ちょっと気恥ずかしくて使いづらかったけれども、それなりに大きな意味のあることと思えるのであえて使ってみた。せっかく友達につけてもらったあだ名だし、ちょっとユーモラスで面白いのだ。
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