スポーツ障害

 テニス肘やランナーの膝のように、特定の競技に付いて回る障害のように思われています。
 でも、ちょっと待って下さい。テニスをしている人が全員、例外無くテニス肘になるのでしょうか? 中には長年やってても問題の無い人もいるのではないでしょうか?

 スポーツ障害は殆んどの場合、特定の場所に負荷をかけ続けるから起こるのでしょう。よく見ると、その「特定の場所」は人によって違い、痛み方も微妙に違っています。負担を集中させてしまう場所は、その人のからだの使い方で決まって来ます。

 結局、スポーツ障害を避けるには、からだ全体を効率よく使い、負荷をうまく分散させれば良いのです。当然の事ながら、Somatic Education がとっても役に立ちます。

 例えば、フェルデンクライス・メソッドのATMは、からだ全体を上手く動員してバランスよく使うとはどう云うことかを体験させてくれます。そして、どうやって自分自身のパフォーマンスに繋げるかを少しずつ学べます。勿論、個人レッスンを受ければ、学習の効率が飛躍的に上がり、パフォーマンスの向上に弾みがつきます。

 実は、無駄な動き、効率の悪いからだの使い方こそが、故障の直接または間接的な原因なのです。不思議かもしれませんが、障害を避けるために何より必要なのは、パフォーマンスを上げるべく、動きを改善する事なのです。基本的な動き、からだの使い方を改善したなら、俊敏な動きが身につくだけでなく、より効率よく大きな力を発揮できるようになり、無駄がなくなる分スタミナも増えるのです。

 からだを学んで、使い方を改善することは、面白いばかりか、パフォーマンスを底上げして、しかも障害を避けることに繋がります。ともかく、Somatic Education で楽しんで、学べば良いのです。

『Somatic Education で、楽しみましょ!』